西野さんの著書『夢と金』を読ませていただいた。
個人的に今後の人生に活かしていきたいと思ったフレーズと所感を以下に記載する。

①「「機能」ではなく「意味」を売れ」(p.65)

自分から買うという意味を持たせる。
もちろんサービスには一定以上のクオリティを担保し、そこに自分から買ってもらう意味をつける。
例えば「この人を応援したいから買う」といったような意味付けだ。
このブランドの製品だから買うといったのと同様に、自分自身のブランディングを意識する。

自身のブランディングには時間がかかるため、まずはこの人を応援したいと思ってもらえる存在となる。
この人を応援したいという動機からサービスを買ってもらい、自身が提供する価値とブランディングを高めていく。

②「満足ラインを超えた技術(パフォーマンス)の名は「オーバースペック」と呼ぶ」(p.108)

お客さんの満足ラインを意識する。それ以上のクオリティを追及してもそれ以上はオーバースペックとなる。
一定のクオリティが担保されたあとは、上記で記述の「意味」を追求する。

③「これまで【機能検索】だったものが、【人検索】になるわけだ」(p.119)

どの機能も同じくらいのスペックだとしたら誰から買うかという「人」基準でサービスを買う。
もしくは多少クオリティが落ちたとしてもこの人を応援したいからという理由で買ってもらえるようにする。
ファンは安く買いたいのではなく、その人を応援するためにお金を出す。
そのため自分を応援してくれるファンを増やす。

ファンと聞くと芸能人やアーティストを思い浮かべるが、
周囲の人に対して「この人のことが好きだ、気に入っている、応援したい」という気持ちはあるだろう。
自分自身が周りから応援してもらえるように立ち振る舞う。
私の場合は、「頑張っているから」という理由でよく応援してもらえる。
目の前のことを真摯に、誠実に対応している結果であると思うため、それを継続し続け期待を裏切らないようにする。