西野さんの著書『夢と金』を読ませていただいた。
個人的に今後の人生に活かしていきたいと思ったフレーズと所感を以下に記載する。
④「人が惚れる立ち居振る舞いを学び、心をうばえ」(p.140)
問題が起きた時こそ、どう対応するかで自分に対する相手の印象や評価が大きく変わるだろう。
問題が起き、真摯な対応をしてくれた場合、その人に対する好感度は上がる。
もちろん予期せぬ問題が発生した場合には上記のような対応をする。
一方で人に惚れてもらえるように設計、デザインして立ち振る舞うようにもしたい。
高度なことかもしれないがちょっとしたフォルトをあえて配置し、それに迅速に対応することで好感度を上げることも狙っていきたい。
⑤「「応援シロ」がない限り、キミに「ファン」は生まれない。」(p.163)
「キミの「目的地」とキミの「現在地」を、晒せ」(p.165)
こうありたいという姿が具体的で、それが誰かから共感を呼ぶものであれば、その人を応援しようという気になる。
それには行動が伴っている必要がある。口で言っているだけではなく、しっかりと行動で示す。
まずは実績を伴わなくてもよいから自分の「目的地」を晒し、それに対する行動を発信する。
⑥「機能で差別化を図れなくなった現代においては、その「コミュニケーション」こそが最大の付加価値になっている。」(p.187)
本書の例でも記載されていたようにバーベキューの火起こしなどあえて手間のかかる状況を作り出す。
何か不自由なことを共同でやることによってコミュニケーションがうまれる。そこにはニーズがある。
不便から生まれるコミュニケーションを通して何か成し遂げたときの達成感を人々は求めている。
⑦番外編
「しくじった人間を笑いで救う人は「芸人」だが、未来の選択肢の途中に我慢できずに言葉尻を捉えてイジるやつはクズだ」(p.217)
過去のしくじりを笑いに変え、ネタにし、笑い飛ばすのはよい。
しかし誰かのこれからの挑戦や、未来の可能性について難癖や偏見で否定的な意見や見下すような発言は控える。
それは未来の可能性を潰すことになる。